写真は先日、橋梁調査現場で撮ったものです。
サケの遡上シーズン真っ盛りでした(見えますでしょうか)。
水深が浅そうに見えますが、1m以上あります。
「川底の玉石と魚がここまで鮮明に見える川はなかなかない」と、この川を良く知る当社の環境調査担当も申しておりました。
また、河川の周辺には、浅瀬にはまって残念ながら息絶えた、もしくは次世代へと命を繋ぐ役目を終えたサケたちを待ち構えている鳥類が多くいて、「しばらくの間はここに来れば食べ物に困らないんだろうなぁ」とも思っていました。
近年、橋梁などインフラ構造物は、使えなくなったら取り壊し、新たに構造物を建設するスクラップアンドビルドの考えから、点検や調査などを定期的に行って、早い段階に悪い部分(悪くなりそうな部分)を見つけ、致命傷になる前に補修・補強を行って長く使い続ける長寿命化の時代へと変わっています。
このため、私が担当している仕事の内容も、新たに構造物を設計するものよりも、今ある構造物を補修・補強する設計の割合の方が増えています。
補修・補強設計は、既存構造物を相手にするため現場に行く機会が多い訳ですが、今回のように仕事からちょっと脱線して、季節・景色・風景を感じる事が出来るのも仕事の楽しみのひとつです。
2015年10月16日