近年、河川制度をとりまく環境が大きく変化しています。
私たちは、北海道の気候や特性を熟知した道産子技術者のメリットを生かし、川の診断から治療まで対応できる河川技師を目指しています。
社内活動では、技術の継承や発展のために、過去に得た知識や経験の勉強会、数値シミュレーションや水理模型実験などの新たな技術の取得に努めています。また、大学との協力関係や地域ボランティアへの参画などで社外との交流を深め、情報収集や発信を行っていきます。
河川整備計画、河道設計
河川整備計画とは、今後10~20年の間で川をどのように整備していくのかを定める計画です。
水文統計解析、洪水流出解析
過去の大雨資料から、ある一定の確率で生じる可能性のある川の流量を計算します。
治水経済調査
河川事業にかかる費用と得られる効果を比較し、事業の妥当性を検討します。
護岸・水制および魚道設計
護岸や水制工によって河岸が削れて災害が発生することを防ぎます。また、対象河川にすむ魚類の特性に応じて、最も望ましいタイプの魚道を設計します。
取水堰、樋門・樋管設計
河川の水利用に配慮した構造物を設計します。
堤防質的整備
長時間の浸透にも耐えうる、安全な堤防を計画設計します。
氾濫シミュレーション
対象とする河川の特性に応じたモデルを作成し、洪水時にはん濫した水がどのように広がっていくのかをシミュレーシします。
河床変動解析
対象とする河川の特性に応じたモデルを作成し、洪水や経年変化による川の断面変化をシミュレーションします。
水理模型実験
工事実施前に構造物設置後の流況を実験することで、確実に効果を発揮できるであろう形状を検討します。
砂防施設計画
土砂による災害を未然に防ぐために、渓流から発生する土砂の量を把握し、適正な施設配置を計画します。
砂防堰堤、流木止設計
土砂災害による悲惨な被害を防ぐために、確実に土砂や流木を捕捉できるような施設を計画設計しています。
土石流危険渓流調査
土石流の発生する可能性がある渓流を調査し、避難等に必要な情報を整理します。