トップメッセージ

私たち建設コンサルタント業界では、老朽化した社会資本の維持・更新、気候変動や人材不足、デジタル技術の急速な進歩や高度化といった、様々な変化への対応が求められています。
和光技研株式会社は、社会インフラを支えるという当社の使命を永続的に果たしていくため、三次元計測技術やAI等のデジタル技術を駆使することによって測量、調査、計画、設計といった一連の業務プロセスを変革すべく、DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進していきます。

2025年4月1日
和光技研株式会社 代表取締役社長  坂井 敦行

DXビジョン

弊社は、昭和39年(1964年)の設立以来、北海道に根ざした総合建設コンサルタントとして、この半世紀以上のあいだ地域住民の安全で安心な暮らしを守るべく、建設に関わる技術の向上に努めて参りました。
これからもその使命を果たして行くために、「ヒト」「モノ」「コト」をデジタルで繋ぎ、
組織一丸となってスピーディで高品質のサービス提供を目指します。

DX推進戦略

和光技研では、下記3つのDX推進戦略に重点的に取り組みます。

三次元データの活用

最新のデジタル技術を駆使した三次元計測及び解析・設計・インフラメンテナンス技術を習得・活用します。

業務プロセスの効率化

バックオフィスを含めた業務プロセスをDX推進によって効率化し、生産性および付加価値を向上させます。

イノベーション

和光ホールディングスの総力を結集し、社内外にイノベーションを起こし、これまでの顧客体験を変革します。


DX推進体制

毎年の年度計画においてトップから示される経営課題やSWOT分析をもとに、各分野で新しいデジタル技術を積極的に導入し、設計の三次元化や業務プロセスの効率化、イノベーションを進めています。
今後は、ICTやDXに関する知識を活用できる人材の育成にも力を入れ、さらなるDXの実現に向けた取り組みを推進していきます。

DX推進の具体例

和光技研では、三次元データの活用及び展開を進めるため、2009年に3DCADの導入および「3Dキャド研究委員会」が発足したのち、2012年には3Dプリンタも導入されるなど、BIM/CIMへの対応や、三次元計測および三次元設計技術の開発を持続的に行ってきました。
今後も、情報セキュリティに留意しつつDX推進戦略に基づきデジタル変革を促進してまいります。

三次元データの活用

・UAVレーザによる三次元地形データ取得

・河道計画の三次元化推進

・橋梁点検のデジタル化推進

業務プロセスの効率化

・kintone等による業務プロセスの最適化

・出張先等からのリモート接続環境を充実

・生成AIやRPAによる効率的な情報処理

イノベーション

・多様な働き方を実現するオフィス整備

・グループ企業間の人材交流

・技術発表会による切磋琢磨

DX推進の環境整備

高速かつ高精度なデータ取得を可能とするドローンや3Dスキャナ、三次元地形データを用いた三次元設計、防災力向上に向けた数値シミュレーションなど、各分野において新しいデジタル技術を積極的に導入しています。また、大容量データを安全かつ効率的に利用できるセキュアなネットワーク環境整備も併せて行います。
さらに、省力化とミス防止による業務プロセス効率化に向け、レガシーシステムの刷新、文書の電子化に加えて、RPAや生成AIなどの新しいデジタルツールの検討と導入を進めます。

達成指標

三次元データの活用

高品質な成果を納入することで、業務の評価点を前年度よりも向上させます

業務プロセスの効率化

業務プロセスの最適化により、残業時間を前年度よりも削減します

イノベーション

DX推進により得られた知見を、技術発表会や技術レポートで公表します