深浅測量について

【深浅測量とは】

深浅測量とは、海や川の測量の事で主に船から、音響測深器を使って海の深さを測ることです。
我が社では、海底地形調査・海岸浸食対策調査・漁港改修工事測量設計・海底地質調査等の調査を行っています。
作業方法は主に直線誘導法を用いて測定します。

【直線誘導法とは】

直線誘導法とは、陸の測線誘導点から船の航行を誘導し、別の誘導点(カット点)から測深位置を観測して水深を測定した場所を定めます。
現地で誘導方向上に船を走らせカット点からの夾角で位置を割り出します。

【音響測深器とは】

音響測深器とは送波機から水中に音波を送信し海底に反射されて戻ってくる音波を受波機により受信しその所有時間を伝播速度にて計算し水深を求めます。
水深は水温・塩分濃度等により伝播速度が異なる為伝播速度を改正して実水深を算出します。

【まとめ】

近年では、GPS(グローバルポジショニングシステム)のRTK(リアルタイムキネマティック)と音響測深機を用いて、リアルタイムに測定する事ができます。

担当部署:測量調査部

2002年8月12日