突然訪れた禁酒生活

 昨年の7月下旬に恒例の献血をしました。その3日後、血液センターから封書が届きました。「肝機能の値ALTが540で正常値の5~45を大幅に超えている。肝機能障害の疑いがあるので専門医の診察を受けるように。なお、献血した血液は使えないので処分する」というものです。専門医への紹介状が同封されていました。およそ2週間前に受けた会社の健康診断ではALTは25で問題なし。何かの間違いだろうと都合よく解釈し、翌日の日本技術士会北海道本部の技術研修会(日帰り)に参加。サッポロビール園での懇親会でジンギスカンとビールを堪能しました。
 
 シコタマ飲んだ翌日、やはり不安になり内科・消化器科クリニックに行きました。血液検査とエコー検査を受け、待つこと1時間。名前を呼ばれ、診察室での医者との会話。「献血でALTが540かぁ。即入院の値だな。だけど今回の検査では100まで下がって良くなっているんだよなぁ。献血した日、風邪薬か何か飲まなかった?そうかぁ、飲んでないんだぁ。ウィルス検査でも陰性なんだよなぁ。アルコールが原因かって?アルコールではこんなに急に上がったり下がったりはしないよ。もしかしたら最近服用を始めた尿酸値を下げる薬の副作用かもしれないなぁ。よし、この薬を止めてみよう。肝臓の薬を1週間分処方するので服用するように。また来週に検査しよう。酒を飲んでもいいかって?馬鹿なことを言うな!自分の首を絞めてどうする!」
 
 と言う訳でその日から私の禁酒生活が始まりました。とは言っても季節は暑い夏。夜はビールが飲みたいじゃないですか。今はノンアルコールビールといういいものがあります。夕食のおかずをツマミにノンアルコールビールで晩酌。いつもならビールの後はその日の気分次第で焼酎、ウィスキー、日本酒のどれかに切り替えます。焼酎や日本酒なら刺身や焼き魚、ウィスキーならチーズやピーナッツ。飲み物に合うツマミでチビリチビリ。テレビのナイター中継で日本ハムファイターズが勝っていたら言うこと無しです。禁酒中なのでそれができません。

 仕方なくご飯とみそ汁に切り替え。夕食にご飯とみそ汁を食べるなんて、数十年ぶりのことです。こんな生活を毎日つづけたら間違いなく太ると思っていたら、逆に体重が1kg落ちました。私を太らしていたものは酒だったのでしょうか?

 まぁそんな生活を1週間も続けると、刺身や焼き鳥などといった酒の肴を食べたいと思わなくなりました。
1週間後、検査を受けました。結果はALTが46。まだ上限値を1だけ超えていました。「前よりもかなり数値が良くなったし、お盆も近いから酒を飲んでもいいかだって?気持ちはわかるが止めときな」という医者の言葉。さらに禁酒生活が続くことになりました。お盆はノンアルコールビールでしのぎ、盆明け後に期待をふくらませての検査。その結果、ALTが23。正常値になりました。医者に酒のことを尋ねたら、もう少し待てと間違いなく言われそうなのでやめました。さっそくその夜から飲酒解禁。久しぶりに飲んだアルコール入りのビールは、この上なく美味かったです。そして飲酒を復活すると、酒の肴がなんでも美味くなりました。

 あれから半年以上が経ちました。ALTが25で正常値をキープしています。先日、医者に「まだ肝臓の薬を飲まなきゃダメか?」と尋ねたら、「薬で安定させているのだから、止めるわけにはいかない」と言われました。そんなわけで、肝臓の薬にお世話になりながら飲んでます。以前と変わったのは、週に1度の休肝日を設けているところです。今回のこの一件は、体のことをあまり気にせずに飲んでいたことに対してバチが当ったのだと思います。これからは肝臓を労わりながら末永く美味しいお酒を飲み続けたいと思っています。

 皆さんもお酒はほどほどに。

2014年5月27日

投稿者 大谷 高志

【ひとこと】

私の座右の銘です。

「常識の延長線上には常識しか生まれない」 松平康隆(男子バレーボール1972年ミュンヘン五輪優勝監督)

「自分は失敗したことがない。それは、成功するまで続けるからだ」松下幸之助(パナソニック創業者)

「己の人生に無駄はなし」(私の父親)

【専門分野】社内のISO運営管理、技術営業企画などを担当している

【保有資格】技術士(総合技術監理部門-土質および基礎) 、技術士(建設部門-土質および基礎)、1級土木施工管理技士、甲種火薬類取扱保安責任者

【投稿一覧】
  • 突然訪れた禁酒生活
  • そば打ちで学んだこと